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ファイザーのワイス買収、なぜ?
2009-02-01 Sun 20:03
ちょっと新鮮なネタではないですが…。

ファイザーがワイスを買収とのニュースが業界を駆け巡りました。

リピトールの特許切れ問題を何とかしないといけないファイザー。
大規模なリストラをすすめ、コスト削減を図っていました。

それだけじゃあ終わらないと思っていましたが、そう来たか・・・。

ワイス、最近ちょこちょこトラブルはありましたが、いい薬を持っているバイオ医薬品のトップメーカーですよね。
エンブレル、とか・・・。

でも、ファイザーさん、それでリピトール問題の解決になるのかしら?

NIKKEI NETより

引用開始---

ファイザー、ワイス買収しても2011年問題の解決ならず

 ニューヨーク(ウォール・ストリート・ジャーナル)米製薬最大手ファイザー(NYSE:PFE)は、高脂血症治療薬「リピトール」の特許失効で見込まれる2011年からの売り上げ急減を前に、パラシュートを必要としている。

 同業の米ワイス(NYSE:WYE)を背中にくくり付ければ、うまくいくだろうか。

 ワイスを買収すれば、ファイザーがいくらか時間を稼げることは確かだ。ファイザーによる買収の可能性が表面化する前の株価水準である約39ドルを20%上回る価格を提示すると仮定した場合、ファイザーにとって買収コストは約620億ドルとなる。これは約100億ドルのプレミアムを上乗せした水準に相当するが、合併後に重複する事業から見込まれるコスト削減を踏まえると、これはファイザーが正当化できる水準とみられる。

 ドイツ銀行は、合併で誕生する新会社がマーケティング、製造、研究費用の削減により、年間コストを約23億ドル節減できるとみている。

 税率を25%としA7倍となっているファイザーの株価収益率(PER)で計算すると、最大約120億ドルになる。リストラにかかる前払い費用を考慮に入れた後でも、1株当たり約39ドルのワイス株価に対してファイザーが支払うプレミアムをカバーできることになる。

 ワイス買収はリピトールの特許失効による穴を埋めるのに寄与する。その穴はリピトールの年間売上高が130億ドルと、ファイザーの全売上高の約4分の1を占めることを踏まえると、かなり大きくなる可能性がある。

 さらに、ワイス買収はワクチン分野での地位強化につながることから、ファイザーの製品ポートフォリオの多角化にも寄与するだろう。ワイスの関節炎治療薬「エンブレル」と小児用ワクチン「プレブナー」の売上高は合わせて60億ドル以上となる。

 しかしワイス買収は、通常の買収と同様に執行のリスクも伴う。また買収はファイザーの根底にある問題を解決することにはならない。ファイザーは依然として社内で新しい“ブロックバスター”(年間売り上げ10億ドル以上)を創薬するのに苦戦している。

 製薬業界での過去の大型合併は大幅なコスト節減を可能にしたが、研究開発の効率性を向上させなかった。世界の製薬大手の大半が1990年代に誕生したブロックバスターで生計をたてている。

 ファイザーのライバルの中で、ワイスのような規模の企業の買収に関心がある企業やそれが可能な資金力を持つ企業は、ほとんどいない。ファイザーの時価総額は1180億ドル。13%高となったワイス株の23日終値に基づいても、ワイスの時価総額は580億ドルと、ファイザーの約半分。ファイザーのバランスシートは強く、今日の厳しい金融市場の下でもワイス買収にかなりの額の現金を支払える余裕を与えている。

 こうした状況は買収合戦を回避するのに寄与するかもしれない。買収合戦は株価を著しく押し上げ、買収を正当化する論理が成り立たなくなる事態を招くこともある。これまでのところ、投資家はそれが起きるとは考えていないもよう。こうした買収計画が明らかになった際、買収する側の企業の株価は下げることが多いが、ファイザーの株価は23日に小幅ながらも上昇した。

 ただ問題はファイザーが妥当な価格でワイスを買収でき、コスト節減の効果を数年間享受できたとしても、2011年が痛みを伴うことに変わりないことだ。

 (1月24日付のHeard On The Streetより)

---引用終了

今までファイザーが持っていなかった分野を補うのにはいい買収だと素人目にも思いました。

でも、なぜワイス?という気もします。

ファイザーの売り上げの1/4を占めるリピトールのパテント切れ問題に対応できるとは思えませんよね。

> 製薬大手の多くが1990年代に誕生したブロックバスターで生計を立てている。

そうか、そうだよな。
特許切れにおびえるのはファイザーだけではないということか。


ところで、とにかく多分野多品目の薬を揃えるメガファーマ、特定分野に特化するスペシャリティファーマ。
そしてジェネリック。

最終的に成功するのはどのビジネスプランをとった会社なのでしょうか?
私はメガファーマの時代はいつか終わるのではないかと思っています。
これからは新たな薬の種(シード)を見つけること、そしてそれを薬にしていくことがどんどん大変になっていくと思います。
他分野に手を付けることはいいことなのでしょうか?

ただ、特定分野に特化するだけがいいのか?

製薬会社の目指す先は?

自分自身製薬会社勤務ではないのでどうしても他人事のように思えてしまいます。

でも、もう少し興味を持って見ていかないとな、と思います。
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この記事のコメント
今回の買収話と関係ありませんが、ワイスは昨年までアイソボリンの欠品を繰り返したり
GEメーカーに次々とひっくり返されたりしてあまりいい話を聞いていませんでした。
そんなところに今回の買収話です。

先日MRと施設同行した際ワイスのMRさん(たぶんオンコロジー担当?)が
転職を口にしていましたよ。

特許切れの恐怖は私も他人事ではなく将来が心配です。
新薬開発が滞ると海外から導入したりすることが多いですが
その海外メーカーでさえ足踏み状態では
この先どうすればいいのでしょう?!

やはりGEメーカーの時代が来るのかも。。。
現在、抗癌剤に関しては、国立がんセンターなどで先発品vs後発品の
比較試験が検討されているようですが、最後に笑うのはどちらでしょうかね~v-20
2009-02-05 Thu 23:03 | URL | holy #1FLuZdio[ 内容変更] | top↑
> holyさん
そうですねー…ワイス、頑張ってほしいのですが。。。

やはり転職を考える方は多いでしょうね。
若い方はいいですが、年配の方は…と他人事ながら心配になってしまいます。

特許切れやらGEに追われる怖さというものは私の業界ではあまり縁がないので、イマイチわかりません。
これもどうしても他人事になってしまいます。。。
(いわばうちの業界はみんなゾロ品ですからね。それか独占してて他社はわざわざ入り込まないとかですね)

先発品vs後発品の比較試験は興味深いですね!
結果が楽しみですね。
2009-02-11 Wed 00:33 | URL | sayuri #-[ 内容変更] | top↑
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